みなさん、こんにちは!Mr.バイセップスです。
夏に向けて理想の体を目指して筋トレをしていますでしょうか?!
夏になると暑くなって衣服の面積が格段に減り、自身の体格があらわになってしまう季節ですよね。
筋トレを始めている方の中で夏に向けて、バキバキの腹筋、筋骨隆々の体、体脂肪をとにかく落としたい、体重が軽くなりたい、と目標を設定している方は多くいらっしゃると思います。
その上で欠かせないのは、筋肉の上に覆い被さった脂肪を取り除く作業、減量・ダイエットです。
本日のブログでは、減量経験のある私、Mr.バイセップスが過去に犯した減量の失敗談をメインに詳しくご紹介したいと思います。私の人生をかけた失敗を皆様に共有します。
夏に向けて今から減量を始める方には是非こうなって欲しくないです。
それぞれ注意点と減量をしている人が陥りがちなマインドについてご紹介します!ご参考にしていただけると大変幸いです。よろしくお願いします。
減量開始
「秋のフィジークの大会に出よう!」
これが私が私が減量を始めたきっかけです。
当時、せっかく今まで筋トレを頑張ってきたので(2年間)、自分に自信が湧いてきて、挑戦したい気持ちになったのです。
さらに、夏だと露出も増えるから減量をしてバキバキの体を手に入れようと決意しました。
10月上旬のフィジーク大会に向けて、4月から6ヶ月かけて12kgの減量を開始することを家族や周りの友人に宣言しました。
初めての減量だったので右も左も分からない状態で手探りしながら始めました。
減量期間を半年間設けた理由は、体脂肪はすぐには落ちないという減量の暗黙の了解と初めての減量ということを考慮した上で設定しました。
食事制限
当時の自分は食べることは比較的好きだったので、
お菓子、ジュース、唐揚げ、ラーメンなどの美味しい脂たちに長い別れを告げました。
一日の摂取カロリーは2200kcalに設定して、歩くだけの有酸素運動と週5日・2時間の筋トレを続けました。
減量開始から2ヶ月は体重がどんどん減っていって5kgほど痩せることに成功しました。
とっても気分が良くて、調子に乗って
「減量楽勝じゃん、こんな前から始める必要なかったかも」
なんて思い始めました。
ここまではすごく順調でした。
しかし、減量はそんな一筋縄ではいきませんでした。
減量開始から三ヶ月後の7月、突然体重の減りがピタッと止まったのです。
体重よりも体格の変化を期待していたので、あまり気にかけなかったのですが、体重という一つの指標が狂ったことにより正体不明の不安感に襲われ始めました。
そして、減量が止まったと思ったら体重が増え始めたのです、当時の私は初めての減量で失敗したくない、という気持ちから、この原因不明の事態発生にパニックになりました。
恐怖心
8月ごろになると一層食事制限に対してストイックになり、とにかく美味しそうなものを避ける用になりました。
「この苦痛も後二ヶ月、ここまで頑張った自分を裏切らないためにも」
と自分に言い聞かせ、
友人からの食事の誘いや当時お付き合いしていた彼女とのご飯や楽しげなお誘いも全て断るようになりました。
その結果、鶏胸肉、卵、玄米、プロテイン以外の食事を口にするのが怖くなりました。
特に三大栄養素である脂質に対する恐怖心が大きく、
「一日に摂取しなくてもいいのではないか」
「油をどれくらい使ったんだろう」
家族が作ってくれたご飯に対しても、などと疑い始めるようになりました。
そんな生活を続けていると、当然友人からも誘われなくなり当時お付き合いしていた彼女にも別れを告げられました。
もう後には戻れないと思いより一層自分に対してストイックになりました。
健康被害
大会まで後二週間を切った時、もう私には何も残っていなかったです。
精神的に支柱であったパートナー、応援してくれる友人も失いました。
「ここまで頑張ったんだから報われる」
そう信じてひたすら食事制限を続け、筋トレに励みました。
しかし、過度な食事制限は当然身体のエネルギーを枯渇させます。筋トレや有酸素運動の質も下がり、以前アップでやっていた重量で筋トレをしていました。
減量をすると、体脂肪が減ると同時に、多少の筋肉も減少します。
さらにエネルギーの枯渇、脂質による関節の保護等が少なくなるので筋トレの質も増量期に比べ、下がってしまうことは必然です。
そして、大会二週間をきったある朝、いつものように顔を洗おうとした私は鏡を見て驚愕しました。
顔がパンパンに浮腫んでいたのです。
減量末期の骸骨のような私の顔が、まるで蜂に100箇所刺されたかのように、親知らずを抜いた後の顔のようにパンパンに腫れていたのです。
これは流石にやばいと思いながらも、
「今まで頑張ったんだ、運動して浮腫を取らなきゃ」
と思いジムに向かいました。
しかし、体調もすこぶる悪く結局病院に行くことになりました。
お医者さんから浮腫の原因は、
タンパク質の摂りすぎによる腎臓への負担
脂質をカットし過ぎによるホルモンバランスの乱れ
と診断されました。
当時の私はタンパク質を少なくとも体重の三倍、四倍近く摂取し、脂質は一日多くて15g程、それを下回る日は何度もありました。
お医者さんからは食事制限の終了、運動制限を言い渡されました、いわゆるドクターストップです。
「今まで頑張ったのになんでこんな結果なんだろう」
と思い、結局大会も諦めてしまいました。ただ、当時の自分はなぜかその時、ほっとした気分でした。
まとめ
私の減量失敗談を通して皆さまに伝えたいことは、
完璧主義はやめよう
ということです。
目標のために頑張っている皆様の姿勢は素晴らしいと思います。
しかし、食事制限中、ダイエット中でも、
友人と食事に誘われることはあります、
家族がついスイーツを買ってくることもあります、
身近な人の誕生日でケーキを食べる日はあります、
長い間減量していたら、数日くらい摂取カロリーが消費カロリーを上回る日くらいあります、
私は周りにいた友人、パートナー、家族、大事な人たちへの支えに対する感謝を完全に忘れていました。心の底から本当に申し訳ないです。
周りに応援してくれる人がいることはとても嬉しいことで、周りに支えてもらっている実感を忘れないようにしましょう。
ただ、完璧主義はわかっていても、陥ることはあります。
ストイックになりすぎて、周りが見えなくなったら、
是非私の失敗談を思い出して、周りの人へ今すぐ感謝をして欲しいです!
本日もありがとうございました。
かっこいい体を手に入れてモテたい!好きな服が着れるようになりたい!
など、全ての目標を持って筋トレを始めようと思っている筋トレ未経験者の方に向けて、筋トレの正しい情報発信を心がけ、私の経験と科学的根拠を紹介しつつ成功に向けた道を示します。